仕事でホテルにチェックイン。
新幹線内でスマホを酷使したせいで、バッテリー残量が真っ赤な顔をして怒っている。
ベッドサイドのコンセントに充電器を挿しながら、スマホを落ち着かせ、あの検索の続きをみよう。
コンセント無いやん。
この時代に枕元にコンセント無いやん。
江戸時代ホテルやん。
なんでや‼︎‼︎
なんで無いねん‼︎‼︎
普通あるやろ‼︎‼︎‼︎‼︎
どんな感覚してんねん‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
ん?
え、えっ?
そ、
そんなそぶり見せへんかったやん。
ふぅ…
あんたはそう。いつもそう。
いなくなった時にはじめてあんたの大事さがわかるねん。
それに気付いた時には、あんたはもういつもそばに居てくれてる。
うれしい。
うれしいけど、あたしこのままではアカンと思うねん。
わたし、この街を出るわ。
でも今日だけ。
今日だけあんたの顔を見ながら眠らせて…
それでは聴いてください
『悲しみSWING』
小説のような始まり方
サスペンス的な中盤
かと思いきや
ラストは歌謡曲
読者を翻弄しますなぁ。